『ダラダラ』予告(ショートver.)

『ダラダラ』予告(ロングver.)

COMMENT

若い時期はあっという間に過ぎる。そのときは無限に続くかに思えた、ダラダラした男女関係もあっけなく終わるしーーあるいは終わらない。本作はそういう無為な時間を丁寧に慈しんでみせる。それが永遠に失われてしまう前にどこかに刻みつけておかなくてはならない、という焦燥感のうちにこそ生と性の意味が浮かび上がるのだ、と言わんばかりにだ。

高橋ヨシキ(映画ライター/アート・ディレクター/映画『激怒』監督)


生活を共にする若い男女のカップルのルーティンとコロナ禍によっての特には女性の内なる変化のその動きを、時に大胆な長回しのキャメラが捕らえる。ヒロイン・かづきを多角的に捕らえて魅せる。
そんな山城達郎の監督デビューを心から祝福します。新人らしい瑞々しさはもちろん、プロフェッショナルとして大胆な選択がこの映画を成功に導いている。関係ないかも知れないが天才バンドの『ダラダラ』は今でも好きです。

サトウトシキ(映画監督)


山城がちゃんとした映画を作ってくれた。嬉しい。
ありがとう。

田尻裕司(映画監督)


「海辺の町、自転車、潮風そしてセックス。
だらだらと生きていくことはなんと素晴らしい時間なのだろうと誘ってくれる映画です」

廣木隆一(映画監督)


山城監督、劇場デビュー、おめでとうございます。
映画を1本作ると、その苦労の何万倍ものいいことがある、かどうかは知らないけれど、「次はどうするの?」「なにを作るの?」という声だけは掛けてもらえる。
それだけは間違いないし、それ以外のことはどうでもいいと思います。
ひとりでも多くのお客さんが、この映画を観に、劇場に足を運んで、その顔のひとつひとつが、監督の「次」のヒントになることを、心から願っています。

プロフィール

1976 年生まれ。宮城県出身。脚本家として『キツツキと雨』(11 年・沖田修一監督)、『夫がツチノコに殺されました。』(17 年・いまおかしんじ監督)などに参加の後、監督作『まんが島』(17 年)、『すずしい木陰』(19 年)を発表。俳優としては、城定秀夫監督作品『恋の豚』(18 年)、『欲しがり奈々ちゃん~ひと口、ちょうだい~』(21 年)、などに出演。ほか、近年の出演作品に『さかなのこ』(22 年・沖田修一監督)、『銀平町シネマブルース』(22 年・城定秀夫監督)など。

守屋 文雄(Moriya Fumio)


僕は真面目な人が好きだ。ちゃんとしている人に憧れる。
そんな人たちが、まったくうまく生きられない日々を描いた映画『ダラダラ』。
映画はやっぱり監督の人格が出るんだ。山城達郎のまっすぐさに痺れる。
山城、監督デビューおめでとうございます!盛況祈っています!札幌より!鎌田義孝!

鎌田義孝(映画監督)